【Abema TIMES】海外では高く評価される障害者のアート作品、2020年に向け、兆しは日本でも?

2018年11月12日 Abema TIMES

 

 

6月から全国で順次公開されている映画『地蔵とリビドー』が大きな反響を呼んでいる。障害者が生み出すアートと、その熱き創作活動を描いたドキュメンタリー作品だ。

 舞台になったのは滋賀県にある障害者施設「やまなみ工房」だ。通常こうした施設では知的障害・精神障害・身体障害者などに対し生活訓練や就労支援を行うのが一般的だが、やまなみ工房では何よりも自由を重んじており、何をどれだけやるのか、そのやり方も全て本人次第だ。そのためスタッフもサポートはするが指導は行わない。そんな生活の中から障害者が生み出した独創的な作品は、世界中の美術館やギャラリーでも高く評価されているという。

『地蔵とリビドー』の笠谷圭見監督は「普段、障害者と接する機会がなくて、電車の中で急に奇声を発する人がいて”なんか何か怖い”とか、そういう程度だった。でも、それは分からないから怖いのであって、障害者施設に5時間もいれば知らなかったことが見えてきた。彼らは誰かに評価されるために作っているわけではないし、ほとんどの人は完成した瞬間に興味を失っている。その純粋さに、僕は絶対にかなわないと思う。描く、歌う、踊るっていうのは人間が持っている本能だと聞いたことがあるが、”表現欲”というのは誰にでもあるものだと思うし、コミュニケーションの原点だと思う。彼らを支援するというよりも、多くの人に彼らの魅力や才能を知ってほしい」と話している。

記事元はhttps://abematimes.com/posts/5194654

 

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