【タウンニュース】三方よしフードロス削減 福祉事業所で野菜詰め放題

2021年12月10日

 

 座間市ひばりが丘の就労継続支援B型事業所「カエルワークス」(佐藤洋行代表)では11月29日から毎週月曜日、市内の企業から譲り受けた廃棄予定の野菜の販売を始めた。食品ロスの削減が見込めるほか、売り上げが全額利用者の賃金となる「三方よし」の取り組みだ。

 この野菜は、市内で生鮮食料を扱う企業が内規に基づき廃棄をする予定の品で、企業によると喫食には問題がない。そこで企業が「福祉に役立てられないか」と、座間市社会福祉協議会(社協)に相談を寄せ、社協が佐藤代表に受け入れを打診して、カエルワークスが継続的に引き受けることになった。

 11月29日から販売を開始。事業所の入り口にテントを張り野菜を並べ、一袋540円の詰め放題で販売した。品物や量は毎回異なるが、葉物から根菜まで小分けに包装されている。

 売り上げが全額利用者の賃金となることも特徴。カエルワークスでは野菜の販売を就労支援に取り入れ、利用者が接客し、地域住民に周知するためのチラシづくりやポスティングなどにも利用者が主体的に携わる。

 2回目の開催となった12月6日は、利用者が作成したチラシを見た近隣住民が開始前から店頭に集まる光景も見られた。11月下旬に相談を受けて急ピッチで販売を始めた佐藤代表は「企業は食品ロスを減らせ、地域の方は安く野菜が手に入り、私たちにとっては就労支援になる。まさにSDGsで三方よし。社協がつないでくれたおかげ」と笑顔を見せた。

 販売は毎週月曜日の午前11時〜午後2時。なくなり次第終了。駐車場はない。座間市ひばりが丘5の51の15、(問)【電話】046・205・5557。

 

記事元はhttps://www.townnews.co.jp/0402/2021/12/10/603906.html

 

 

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